各科の授業紹介は今年度はこれが最後になります。

音楽科の須永先生にお話を伺いました。

Q、今日の授業はどのクラスですか?

中学2年生の音楽の授業です。3学期はアルトリコーダーの授業を行っておりましたが、こちらのクラスは他のクラスより授業数が多かったため、この日は歌唱活動に取り組みました。ソプラノ、アルト、男声パートの三部合唱になっている讃美歌を初見（演奏直前に初めて楽譜をみること)の状態から50分間で仕上げるという内容です。2学期に行われた合唱コンクールの経験を活かし、各パートに分かれ、練習していきます。限られた時間の中で、各パートが積極的に音とりを行い、最後は音楽室に綺麗なハーモニーを響かせることができました。

Q、先生が授業をする上で大切にされていることは何ですか?

様々な音や音楽と向き合うことで得られる、1人ひとりの感動を大切にしたいと考えています。音楽を押しつけるのではなく、生徒1人1人の感じ方を大切にしていきたいです。さらには、他者との感動の共有も大切にしたいです。共に音楽を奏でた時の感動、素晴らしい音楽を聴いた時の感動の分かち合い･･･。感動を共有することで、感性はさらに豊かなものになっていくと思います。中学時に行われる合唱コンクールは生徒たちにとって、とても貴重な経験であると思っています。

授業でも、発表の場を多く設けるようにしています。発表の場は、表現することの喜び、他者理解、鑑賞の力、生徒の主体性、向上心を高めること等、多くの学びにつながっていくと思います。（音楽科　須永瑛美）

明朗快活なお人柄で、いくつもの音楽系部活動を切り盛りされている須永先生、これからも学園の音楽活動をお支え下さい。