進路を明確にするキャリア教育の他、
定めた進路を実現するための実践的で質の高い教育を実施しています。

高校での学び

高校では、高校からの新たな入学者を迎え、学びに向かう気持ちを新たにします。入学後に新入生オリエンテーションを実施し、新島学園中学校からの進学者と外部中学校からの入学者との融和を図り、新しい仲間作りの後押しをします。外部中学校からの入学者が戸惑うことがないように、教職員が一丸となってサポートします。
学習面では、定期試験だけでなく、進路適性検査、模擬試験の結果を参考にしながら、担任との定期的な個人面談を繰り返す中で、一人ひとりが最適な進路を自ら選択できるよう導きます。総合的な探究の時間やロングホームルームの時間を通して課題発見型プログラムに取り組み、自ら課題を発見し解決に向けて取り組める生徒の育成を目指します。
また、様々な学校行事や部活動を通じて、集団のリーダーとしての自覚や責任感を養うとともに、希望者対象の課外活動への参加を促すことで多角的な視点を醸成し、学園の目指す自治自立の精神を持つ生徒の育成を目指します。
授業風景

英語と数学の習熟度別授業

高校では、英語と数学で習熟度別授業を展開しています。
数学では1年を基礎・標準・発展に分けることで、生徒の理解度に応じた授業を心がけています。また、2年理系では標準・発展の2クラスに分けており、2年文系ではホームルーム単位で授業を行います。3年では全て選択授業となり、希望の進路に応じた選択ができるようになっています。数学では、志望進路実現に向けた主体的な学習姿勢を養い、グレード別授業や選択授業を通して必要な学力を身につけることを目指します。特に予習・復習を重視し、模擬試験に対する学習意欲を高める授業を行います。また、希望進路に合わせた補習を実施し、適宜ICT教材や協働学習を取り入れて行きます。
英語では各学年のホームルーム6クラスを2クラスずつに分け、その中でA(アドバンスト)、B(ベーシック)の2つのグレードに分けています。また、生徒の学力の伸長度を注視し、定期テストや模擬試験の結果をもとに学期ごとにグレード移動を行います。Aグレードでは英語でのやりとりを重視、Bグレードでは英語を使う楽しさや基礎・基本の定着に重点を置いた授業展開となっています。3年文系クラス(通常4クラス編成)では、選択科目が2種類設定されており、大学受験準備を意識した演習形式の授業を受けることができます。
授業風景

文理選択(2年から)

新島学園では、1年1学期のうちに進路講演会を実施し、進路への意識付けを行っています。また、ホームルームの時間を活用した進路学習、担任との面談を繰り返しながら、2年から理系か文系のどちらかを選択します。目指す進路に応じた科目選択が可能になり、多くの生徒が将来の志望への関心を強め、学力を高め、志望する大学等への進学を実現しています。
教科書の写真

キャリア教育

高校では、まだ将来のやりたいことや夢を決めかねている生徒も少なくありません。そこで新島学園では、1年、2年で全員を対象とした進路講演会を実施するほか、ロングホームルームで大学の学部・学科、就きたい職業、取得可能な資格などを調べる時間を設けています。また、生徒と比較的年齢の近い、大学で学びを深めている卒業生や、社会に出て活躍している卒業生を招いて講演会を開き、生徒がなりたい自分や、やりたいこと、具体的な進路を描けるよう工夫しています。その他、担任による定期的面談や進路指導部による個別指導を通じて、生徒それぞれの進路設計や目標設定を明確にするサポートを行っています。
キャリア教育 風景

修学旅行

新島学園では、キリスト教学習と平和学習を目的として1年の3月に修学旅行を実施してきました。文系理系に分かれ進路学習が一層進む2年になる前に、高校でクラスメイトとなり1年間ともに過ごした仲間との親睦を図ることも意図しています。例年、九州地方で平和・キリスト教教育を行っています。新型コロナウイルス感染状況を踏まえて、近年は関西地方、北陸地方を行き先としています。
修学旅行 写真
修学旅行 写真
修学旅行 写真

高校で学ぶ生徒の声

生徒が充実した学園生活を送るための
しっかりした取り組みが準備されている
一人ひとりの意見や考えを尊重してくれるところが新島学園の魅力です。特に、廊下に設置された意見箱は自分の意見や考えを匿名で伝えることができ、何か問題があれば委員会を通して解決に向けた話し合いを行います。こうした生徒全員が充実した学園生活を送るための取り組みが新島学園の良いところです。
私はまだ将来の具体的な目標は定まっていませんが、国際的に活動したいと考えているので、英語は特に力を入れて勉強しています。特にエンパワーメントプログラムへの参加は、普段なかなか交流する機会のない外国人とのディスカッションを通して、語学を学ぶだけでなく、様々な国の文化や特徴を知ることができ、とても良い経験になりました。

根岸 梨乃さん

根岸 梨乃さん
(上里町立賀美小学校出身)
(新島学園中学校出身)
先生と生徒の距離の近さ
それが新島学園の魅力
新島学園では先生方と生徒の距離が近いところが魅力です。授業以外でも気軽に質問や相談ができ、丁寧に教えていただくことができます。
そんな新島学園には、生徒が何事にも挑戦できる土壌があります。私は硬式テニス部と生徒会に所属していますが、部活動では本選出場を目指して練習に全力で取り組み、生徒会では学園をもっと良くする方法を考え、具体的な取り組みをするように努めています。
また、私は将来の目標に向けて、英語の勉強に力を入れていますが、エンパワーメントプログラムでは外国人の方々との交流を通して、英語で考えを伝えることの大切さを学びました。同時に、コミュニケーション力も身についたと感じています。
鈴木 旭さん

鈴木 旭さん
(嬬恋村立東部小学校出身)
(新島学園中学校出身)
相手を愛するためにまず自分を愛する
それは今までの自分になかった考え方
新島学園では、自分の好きなことに集中して取り組むことができ、のびのびとした学園生活を送ることができます。そして、自由と共に自らの行動に責任を持ち、他人を思いやる心を学ぶことができます。
私は新島学園のキリスト教教育を通して、思いやりを持ち、相手を敬う考えを得ることができました。相手のことを愛するには、まず自分を愛する。これは今までの自分にはなかった考え方です。
学習面では、エンパワーメントプログラムで外国人と交流することで、自分の意見を周りに伝え、多くの人と意見を交換することが大切だと学び、英語で話せなくてもコミュニケーションをとることはとても大切なのだと知ることができました。
福島 翔子さん

福島 翔子さん
(高崎市立南小学校出身)
(高崎市立高松中学校出身)

高校から入学する皆様へのフォロー

新島学園では高校から入学した生徒がすぐに学校に馴染めるよう、入学後オリエンテーションを実施しています。オリエンテーションでは、午前中を使ってキリスト教や礼拝についての講習会、進路講演会など、新島学園高等学校での学びについて伝えます。昼食をはさんで午後は、クラス対抗レクリエーションを開催。中学校から進学した生徒と高校から入学した生徒が力を合わせ、励まし合うことを通して、仲間意識を養います。もちろん、オリエンテーション以外でも、日常生活や勉強、部活動などにおいて、教職員が一丸となって高校から入学した生徒をフォローします。
円陣を組む生徒の写真