地震、大雨・暴風・大雪、火山噴火、火災などの災害が発生した際の対応、
連絡方法、臨時休校の目安など、新島学園の災害時対応についてご案内します。
地震発生時の対応
基本事項:教職員の使命は、生徒の人命を守ること。
[基本行動]
- ●校内放送による指示を確認する。(避難経路、避難場所)
- ●落ち着いて行動するよう、的確な指示を出す。
- ●指定された階段、出入り口のみを使用して避難する。
- ●火気使用場所を確認する。
(ガス栓を閉める、コンセントを抜く、など)
①緊急地震速報を受信した時
- ・生徒の安全を確保。(「落ちてこない」、「倒れてこない」、「移動してこない」場所へ身を寄せる)
- │
- 地震発生
- │
②初期対応(的確な指示を出す)
- ・「落ちてこない」、「倒れてこない」、「移動してこない」場所へ身を寄せる。
- ・「頭部の保護」、「机の下などへ避難し、机の脚を両手で押さえる」、「その場を動かない」、「配慮が必要な生徒への対応」などを行う。
- ・火災等二次災害が発生していないか、確認する。(管理職)
- ・負傷者の確認。(負傷者→授業教員→学年主任/養護教員→管理職)
- ・最新情報の収集。(地震規模の大きさ、余震の発生などを、揺れが落ち着くまで継続する)
- │
③避難誘導
(臨機応変に、その時々の状況把握と最も安全な行動選択)
- ・基本的には第1グラウンドに避難。(雨天の場合は、屋内の安全場所を確認・確保し避難する)
- ・避難経路の安全確認。(管理職→学年主任)
- ・授業教員は、出席簿を持ち、落ち着いて避難場所へ誘導。(見失わないよう注意)
「頭部の保護」、「あわてない、押さない、走らない、しゃべらない、戻らない」、「危険なものには近づかない」
- ・授業の無い教職員は学園内を巡視し、逃げ遅れた生徒がいないか確認する。
- ・第1グラウンドに到着したら、学年/組/出席番号順に整列させる。
- ・担任は、点呼およびけが人の有無を確認する。(一人ひとり目視で確認)
- │
④避難本部
- ・管理職は、個人調査票や携帯電話などを持って、避難本部を設置する。
- ・けが人は、避難本部にいる養護教員から応急手当をしてもらう。
- ・管理職は、被害状況(生徒/教職員/校舎施設など)を確認し、警察や消防と共有する。
- ・学年主任と担任/副担任は、管理職と状況確認を行った上で、随時保護者へ連絡する。
- ・安全確保および生徒の状況が確認できた上で、生徒を保護者へ引き渡す。
[地震後の対応]
けがをした生徒や周辺にいた生徒については、保護者も含め心のケアに努める。その他の生徒についても、心のケアや安全教育など事後指導を行う。
[事前指導]
登下校中の発生に備えて、生徒が自分の判断で身の安全を確保できるよう、日常の指導の中で地震発生時のとるべき行動、安全な避難場所の認識などを十分に理解させておく。
大雨/暴風/大雪などの対応
[登校前]
生徒が居住している地域(群馬県西部/長野県東部/埼玉県北部)を中心に、暴風警報もしくは大雨・暴風・大雪・暴風雪などの特別警報(以下各所特別警報)が発令された場合、また公共交通機関の運行が中止になった場合は、臨時休校・授業開始時間の変更等の対応を、以下のように行う。
①自然災害により早朝からJR信越本線(高崎~横川間)に影響が出ている場合
【授業措置】
- (1)午前6時までにJR信越本線が復旧した場合は、平常授業とする。
- (2)午前7時までにJR信越本線が復旧した場合は、2限(10時)からの授業とする。
- (3)午前8時までにJR信越本線が復旧した場合は、3限(11時)からの授業とする。
- (4)午前8時を過ぎてもJR信越本線が復旧しない場合は、自宅学習とする。
- ※各家庭への通知はホームページ、緊急連絡メール等でも行うが、上記措置を参考にし、各家庭で自主的に判断する。
②自然災害により碓氷バイパス通行不可の場合(長野バス利用者)
登校時点で碓氷バイパス通行不可の場合は、自宅学習とする。
③その他
- (1)JR信越本線以外の、これに接続するJR各線、私鉄、道路等が自然災害等により不通となり、保護者が通学に危険を伴うと判断した場合は、安全が確認されるまで自宅待機とする。
- (2)気象状況の急変等により、「登校した後に下校に支障をきたす事態」が予め予想される場合には、校長の判断により上の授業措置に準じる措置を取ることがある。
[登校後]
登校後、各種特別警報が発令された場合は、校長の判断により、以下の安全を確認した上で下校とする。
安全確認…
●公共交通、道路の安全
●保護者による引き取り
●自転車通学者の安全指導
火山噴火などの対応
浅間山、草津白根山などの活火山の活動が活発化してきた場合は、気象庁や地元自治体が発表する「噴火警戒レベル」に準じて行動を起こす。また、火山災害は大きな被害が起きる前に、様々な前兆現象も起こるため、生徒が居住している地域によって、個別の対応を行う。
火災発生時の対応
基本事項:教職員の使命は、生徒の人命を守ること。
[基本行動]
- ①校内放送による指示を確認する。(出火場所、避難経路、避難場所)
- ②ハンカチ、タオルなど「鼻と口」に覆うものを携帯する。無い場合は運動服などを代用する。
- ③指定された階段、出入り口のみを使用して避難する。(エレベーターは使用しない)
- ※火気使用場所を確認する。(ガス栓を閉める、コンセントを抜く、など)
[通報]
- ・火災を発見した生徒/教職員は、すぐに管理職/事務室などへ通報する。
[状況確認/判断・初期消火]
- ・管理職や職員室にいる教職員は現場に急行し、状況を確認した上で対応を判断する。(消防署への通報、避難の必要性など)
- ・可能であれば、初期消火を行う。(炎が天井に達する手前までの状況において対応)
[緊急放送・消防署への通報]
- ・現場の状況を校長に報告し指示を受ける。校長の判断で消防署へ通報。(119番)
- ・緊急避難放送を行う。
- ・教員は授業を中止し、緊急避難放送を静かに聞くよう指示する。
[避難誘導]
- ・基本的には第1グラウンドに避難。
- ・授業教員は、出席簿を持って生徒を誘導・避難させる。その際に、教室の窓を閉めさせる/全員を廊下に並べる/前後の戸を閉めさせる/避難原則に沿って避難させる。(私語は厳禁)
- ・避難順序:
出火した建物→出火した階から避難し、その後は上階にいる生徒から避難させる。
出火していない建物→上階にいる生徒から順次避難させる。(煙は階段を通って一旦上階に上がり、その後、上階から下に向かって充満する。従って、1階は除き上階にいる生徒から避難させる必要がある。) - ・授業の無い教職員は学園内巡視し、逃げ遅れた生徒がいないか確認する。
- ・第1グラウンドに到着したら、学年/組/出席番号順に整列させる。
- ・担任は、点呼及びけが人の有無を確認する。(一人ひとり目視で確認)
[避難本部]
- ・管理職は、携帯電話、家庭連絡先リストなどを持って、避難本部を設置する。
- ・けが人は、避難本部にいる養護教員から応急手当をしてもらう。
- ・管理職は、被害状況(生徒/教職員/校舎施設など)を確認し、警察や消防と共有する。
- ・学年主任と担任/副担任は、管理職と状況確認を行った上で、随時保護者へ連絡する。
- ・安全確保及び生徒の状況が確認できた上で、生徒を保護者へ引き渡す。
[火災後の対応]
けがをした生徒や周辺にいた生徒については、保護者も含め心のケアに努める。その他の生徒についても、心のケアや安全教育など事後指導を行う。
[緊急避難放送(アナウンス例)]
「緊急放送です。緊急放送です。落ち着いて、よく放送を聞いて下さい。ただ今、○校舎1階○教室から火災が発生しました。生徒は先生の指示に従って、第1グラウンドに避難してください。(2回繰り返す)」